雪虫って何?大量発生の原因と注意事項は?【画像あり】

雪虫という虫をご存じでしょうか。

北海道各地で、大量発生していると話題になっています。

今年の発生は異常な多さといわれており、数十年に一度のレベルだそうです。

これから、11月半ばまで発生は続くといわれていて、人に害はないのか気になります。

今回は、雪虫の大量発生の原因、発生の時期、注意事項などについて調べました。

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雪虫とはどんな虫なの?

雪虫(ゆきむし)は、一つの虫を指す名前ではなくて、いくつかの虫の通称になります。

アブラムシのうち白腺物質を分泌する腺が存在するものもいいます。

主に、トドノネオオワタムシリンゴワタムシなどが代表的といわれています。

体長は5ミリ前後で、全身が綿につつまれたようになります。

北海道では、雪虫が飛ぶと、雪がふる前触れともいわれていて、『冬の妖精』ともいわれているのです。

しかし、大量発生となると、そうもいっていられないです!!!

この白くみえるものが、雪虫です。

これだけ飛んでいると、服や目にはいったりと、とても困りますよね。

実際に北海道に住まれている方はたまったものではありません!

町の声はどうでしょうか。

「園児の髪や服に大量の雪虫がついた。園の床にも真っ黒になるほど死骸が散らばった」

「洗濯物に死骸が貼り付き、屋外に干せない。いつまで浮遊し続けるのか……」

「子供を外出させられない」

「立っているだけで虫を吸い込んでしまう」

生活に支障をきたしますし、服や髪の毛についた小さな虫を取り払うのも一苦労だと思います。

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雪虫の大量発生の原因は?

今回なぜ、こんなに数十年に一度のレベルでの大量発生がおきたのでしょうか?!

雪虫が飛ぶ様子の動画をのせておきます。

まるで吹雪のようです!

今年の大量発生の原因は、主に、夏の猛暑と残暑の影響といわれています。

雪虫は、夏場トドマツの根で樹液を吸って増え、冬が近づくと風にのり、産卵のためにヤチダモの木に移動します。

北海道では、今夏に猛暑日を記録するなどで非常に暑く、また、残暑も長かったことから、

雪虫が繁殖できる期間がふえたことにより、大量発生に繋がってしまったといいます。

なんとその繁殖数は、例年の1500倍といわれています!

恐るべし繁殖力です!

これだけ視界が白くなるのですから、相当な数が飛んでいるとみうけられます。

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雪虫の人体への影響と注意事項は?

雪虫による健康被害はいまのところ報告はないそうですが、気を付けないといけない点をいくつかご紹介いたします。

●口に入るとアレルギー反応でぜんそくになる可能性もある

対処法:木のそばをさける マスクの着用

●雪虫の死骸が野菜などの作物にはいりこむ可能性がある

対処法:注意深く観察し、しっかり洗う

雪虫は、とても弱く、人間の熱でも弱ってしまいます。

顔や服についても、もう死んでしまっていることが多いようです。

雪虫の白い綿はロウなので、レインコートのような撥水加工の衣服を着ると

滑り落ちてくれるので、服にひっつくことをおさえられます。

寿命は短く、一週間ほどだといわれていますので、対策をしっかりして過ごしたいものでね。

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おわりに

雪虫は、雨の前日の夕方や、日中あたたかく、風が弱い日に多くなるそうです。

北海道は、自然が多いので木に生息する雪虫が多いというわけだったのですね!

今回は、雪虫の大量発生の原因、発生の時期、注意事項などについて記載いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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